レクサス(試乗編)
先日の記事の続きです。
一通り車を見せてもらった後、IS350に試乗させてもらいました。
写真はIS250です。間抜けなことに、肝心のIS350を撮り忘れてしまいました。
スマートキーを受け取り、運転席に乗り込みました。なぜかハンドルが妙に上を向いています。
「エンジンをかけると定位置にきます」と言われて早速エンジン始動。スマートキーを持ってボタンを押せばエンジンが始動する仕組みです。ボタンを軽く押した瞬間、かすかな振動とともにエンジンが始動し、ハンドルが定位置に移動しました。
ミラーとシートの位置を合わせると、足踏み式のサイドブレーキを解除してアクセルを踏み込みます。前輪がかなり前寄りで足元に余裕があるせいか、アクセルがかなり右に寄っています。もっとも、ボクスターの右MTに比べれば大抵の日本車は右に寄っている訳ですが、前輪が近い位置にあるデミオではそれほど違和感を感じないので、やはり右に寄っているんだと思います。
アクセルを踏むと、ほとんど音を立てずにすーっと走り出しました。敷地から道路へ出るためにハンドルを切ります。「軽い!」と思わず叫びそうになりました。とても18インチスポーツタイヤを履いているとは思えない軽さです。道路に出て、アクセルを少し多めに踏んで見ました。いかにも高級車らしく、実に静かに加速していきます。315馬力は伊達ではありません。少し物欲が沸いてきました。
しかし、ブレーキを踏んだ瞬間「?」と思ってしまいました。ほとんど力を入れていないのに思ったより急ブレーキになってしまったのです。ブレーキペダルにほとんど踏み応えがありません。ペダルを踏む力ではなく踏んだ量に反応している感じです。踏む力に素直に反応してくれるポルシェのブレーキの優秀さを再認識させられました。
まとめてみると、エンジン、内装、ボディ剛性はなかなかのものでした。特にエンジンは静かでありながらパワフルでよく回り、高級スポーツセダンと呼ぶのにふさわしい出来でした。また、メモリー付き電動シートが標準装備なのもさすがレクサスという感じです。
しかし、ブレーキ、足回りは今ひとつだと感じました。スポーツバージョンとはいえ、足はチョット硬すぎでてゴツゴツ感が強かったです。ポルシェと比較してはいけないのかも知れませんが、ブレーキフィールは全くダメでした。
IS350はかなり走りを意識した作りで、出来もそう悪くありません。でも、この手の車で走りを意識するとなると、やっぱりBMWの方ががいいかなぁと思ってしまうのも事実です。その辺が販売不振の一因かもしれません。
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